大学院進学

大学院進学で知っておくべき情報まとめ|進学後の生活やすべきことを解説

自身の研究内容を深めたい人や専門性を高めたい人にとって、大学院への進学は有力な選択肢の一つです。しかし、入学してから後悔しないために、大学院について事前に理解を深めておくことが重要です。

ここでは、大学院への進学を検討している方に向けて、大学院への進学後の生活や、進学のためにすべきこと、大学院に進学するメリット、注意点などを解説しています。

大学院は大きく分けて2種類

大学院には主に2つのタイプがあります。目的や研究内容が異なるので、各々の特徴を解説します。

一般的な大学院

一般的な大学院は、研究者・大学教員や高度な知見を有した職業人として研究活動に取り組む高い研究能力と、その基礎となる学問的な知識を養うことを目的としています。研究を通じて、特定の分野に対する高い専門性を身に付けられます。

大学院には、修士課程(博士前期課程)と博士課程(博士後期課程)という2つの課程があり、それぞれ目的や修学期間などが異なります。たとえば、修士課程では、高度な研究力や専門性が必要とされる職につくために必要な能力を身につけることを目的としているのに対し、博士課程では、さらに専門性の高い研究力を身につけ、自立して研究活動を行うことを目的としています。

修士課程と博士課程の違いについては、以下の記事でより詳しく解説しています。

修士課程と博士課程の違いを6つの観点から解説

専門職大学院

専門職大学院とは、高度で専門的な職業能力のある実務家を養成を目的とすることに特化した大学院のことです。従来の大学院が担っている研究者養成ではなく、現場での問題解決を図るために必要な知識と技能の獲得を目指した教育が行われます。

例として、法科大学院(ロースクール)では法曹(弁護士・裁判官・検事)として必要な高度な知識と能力を培うことに特化しています。修了後は司法試験の受験資格が得られます。

他にも以下のような専門職大学院があります。

  • 教職大学院
  • MBA大学院
  • ビジネス、MOT大学院
  • 臨床心理系大学院

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内部進学と外部進学の違い

大学院へ進学する方法には、内部進学と外部進学という2つの方法があります。

内部進学とは、卒業した学部と同じ大学の大学院に進むことです。同じ大学の先輩から受験準備や大学院での研究活動の様子などを聞けるため、指導教授選びや研究室選び、受験準備の情報を得やすい点が特徴です。

一方、外部進学は、自分が在籍する大学とは異なる大学の大学院に進むことを指します。自身が研究したい分野・テーマの指導ができる教員が他大学の教員だったり、他大学の大学院でしか研究できないことがあったりする場合、外部進学をした方がよいでしょう。

なお、他大学の大学院への進学については、以下の記事で詳しく解説しています。
他大学の大学院に進学するのは効果的?メリットや入学前にすべきことを解説

大学院の受講形式や学びの制度について

大学院では、自分のライフスタイルに合った学び方ができるよう、様々な学びの制度が用意されています。ここでは、大学院の通学方法と学びの制度について解説します。

大学院の受講形式

大学院の受講形式には、一般的な昼間の通学制と昼夜開講制、通信制大学院の3種類があります。

受講形式 概要
一般的な昼間の通学制 平日と土曜の昼間に開講している一般的な形式。昼夜開講制や通信制と比べて開講されている科目が多い傾向にある
昼夜開講制 平日の昼間に加えて夜間や休日に講義を行う形式。昼間に仕事をする社会人でも、大学院に通い研究を深められるようにすることを主な目的としている
通信制 在宅等で授業を受ける形式。印刷教材等による授業や放送授業などを活用して学ぶ

一般的に、大学院では昼間に通学する受講形式が主流です。しかし、昼間に働く社会人でも通学しやすいように昼夜開講制を、自宅が大学院から遠くても受講できるように通信制の受講形式を用意している大学院もあります。また、最近では一般的な大学院でも一部の授業がリモートで実施されるようになり、学び方の選択肢が広がりつつあります。

学びの制度

大学院で用意されている学びの制度は、以下の通りです。

学びの制度 概要
長期履修制度 修士課程の履修期間を3〜4年の長期に定める制度。通常の修士課程の期間は2年であるのに対し、4年を上限に長期で履修計画を立てられるため、仕事や家事などと並行して大学院での学びを深められる
早期修了制度 通常2年間で修了となる修士課程を、1年間という短い期間で修了する制度。できるだけ早く就職したい学生や、早く単位を取得して会社へ復帰したいと考える社会人を対象にしている。修了にあたっては、通常よりも厳格な審査が行われることが多い
科目等履修生・聴講生 正規の学生としては大学院へ入学せず、自分の受けたい科目だけを履修・聴講できる制度。両者の違いは、科目等履修では単位を取得でき、聴講では単位を取得できない点にある

大学院によって、長期履修制度や早期修了制度を利用できる条件が異なります。制度自体が設けられていないこともあるため、事前に各大学の制度を確認してください。

中央大学大学院では、科目等履修生・聴講生の両方を募集しています。
▼中央大学の科目等履修生についてこちら
▼中央大学の聴講生についてはこちら

大学院進学にかかる学費

私立大学院の初年度にかかる平均の学費は、授業料・入学料・施設設備費等の合計で以下の通りです。

修士(博士前期)課程 1,048,445円
博士(博士後期)課程 851,298円
専門職学位課程 1,339,517円

国立大学の大学院学費は一律で定められており、初年度の学費は以下の通りです。

授業料 520,800円
入学料 28,200円

ただし法科大学院のみ、授業料は年間804,000円です。

参考:私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査結果について
参考:国立大学等の授業料その他の費用に関する省令

中央大学大学院の学費についてはこちらの記事で確認できます。
大学院の学費はいくらかかる?自分で学費を確保する方法も解説

大学院進学後の生活

大学院での生活は、学部とは異なり、研究活動が中心となります。授業時間以外は研究室や図書館で過ごすことが多く、1日の大半を研究活動に充てる日がほとんどという人も多いでしょう。

特に理系では、コアタイム(研究室に必ずいなければならない時間)が設定されている研究室も多いです。コアタイムがない場合も、成果を出すためには計画的に研究活動に取り組む必要があり、いずれにせよ研究活動を中心に1日のスケジュールを組むことになるでしょう。

もちろん、学部と同様に授業を受け、単位を取得することも必要です。大学院の授業は少人数のものが多く、プレゼンや議論の時間が多く設けられています。そのほか、論文執筆や学会発表に向けた準備、アルバイトなどをして過ごすのが特徴です。

ここからは、大学院進学後の生活をイメージできるように、大学院生の研究時間や授業の様子について説明していきます。

大学院生の研究時間

全国大学生活協同組合連合会の調査によると、大学院生の28.5%が「コアタイムあり」と回答しました。内訳を見ると、修士課程の学生では31.3%がコアタイムありと答えたのに対し、博士課程の学生では18.5%にとどまっています。

また、コアタイムの開始時刻は、修士課程では10時台、博士課程では9時台が多く、平均時間も修士課程で7.8時間、博士課程で8.5時間と差が見られました。

一方、コアタイムがない院生の研究時間の平均は、修士課程で8.8時間、博士課程で10.0時間でした。このことから、コアタイムの有無に関わらず、大学院生は研究室に長時間滞在していることがわかります。

参考:院生の1日|全国大学生活協同組合連合会

大学院生の授業の様子

大学院の授業は、少人数制が主流です。院生たちは輪読や研究発表、それに基づいた活発な議論を通じて、専門知識を深めていきます。学部時代と比較すると、教員とのコミュニケーションの機会が格段に増えるため、講義や文献からだけでは得られない貴重な情報を直接聞くことができるのが大きな魅力です。

また、演習のテーマは院生の関心や研究分野に沿って設定されることが多いため、自分の研究テーマについての理解が深まります。大学院での学びは、単なる知識の吸収にとどまらず、研究者としての基礎を築く貴重な経験となります。

以下は、実際に大学院の授業を受講している大学院生の声です。

授業の内容は、文献講読と院生各人の個人研究発表に分かれます。

私は他学部の卒業のため、恥ずかしながら学ぶことだらけではあります。その中でも特に、個人研究発表における先生や先輩方からのコメントは大きな学びや発見に繋がります。自分の研究について一人で考えていると、行き詰まってしまうこともよくあります。そんな時に、一歩引いた視点からいただけるコメントは、新たな気づきや価値観を与えてくれ、研究の道しるべとなっています。

引用:【究める vol.122】履修生の声

学部は大教室の授業もありますが、大学院は少人数なので、ほとんど全ての授業がゼミ形式で行われています。そのため、発言の機会が多くなることが特徴です。つまり、大学院の授業の方が、主体的に参加して、自分も授業を作る一員になっているという感覚が強いです。最初は何を発言すれば良いか戸惑うこともありました。今は、とにかく何かしら話せば、先生や先輩方が話題を拾って広げてくれるという絶対的な信頼感があるので、なんでも自由に喋っています。

引用:【究める vol.122】履修生の声

大学院の授業は、少人数のゼミナールで行われます。そのため、学生の主体的な参加が求められることが特徴だと思います。学部の授業では、先生の話を一方的に聴きながらメモをとる形式が一般的です。しかし、大学院にはそのような授業はありません。また、大学院を修了するために必要な単位数がとても少ないことも特徴です。それだけに、授業の準備にかなりの時間を取られることになります。とはいえ、準備を怠ると、授業をとおして学びを深めることができません。また、発表の機会が多いため、人前で話す訓練になると思います

引用:【究める vol.122】履修生の声

上記の意見からもわかる通り、大学院の授業では発言する機会が多く、積極的な参加が求められます。指導教員や他の院生の意見は大きな発見につながるため、しっかりと準備をして授業に挑むことが重要です。

参考:中央大学|【究める vol.122】履修生の声

学会

大学院生になると、学会で自分の研究成果を発表し、他大学の研究者と議論や意見交換を行う機会があります。学会での研究発表は、自身の研究業績として認められ、博士課程以降の研究や留学、就職などの際に評価される非常に重要なものです。

学会の主な発表形式には、口頭発表とポスター発表の2種類があります。口頭発表は、スライドを使用して舞台上でプレゼンテーションを行う形式です。一方、ポスター発表は、A0サイズ程度の大きなポスターを作成し、そのポスターの前で研究内容を説明する形式となっています。

以下のリンクでは、中央大学大学院の学生による学会での発表について紹介しています。研究室の様子や修了生の声なども掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
中央大学大学院|究める

論文執筆

大学院では、修了にあたって自分の研究成果を学位論文(修士論文や博士論文)としてまとめます。専門分野の学会誌や国際的に認知されている論文雑誌に掲載されるチャンスがある、重要な機会です。

大学院における論文は、学部の卒業論文と比べて、質・量ともにより高いレベルの研究成果が求められます。そのため、研究テーマに関連するインタビュー調査や現地調査などを行い、独自性のある研究成果を論文に記しましょう。

また、自分の研究内容について積極的に発信し、指導教員や他の研究者からフィードバックを得ることも大切です。このようなプロセスを経て、修士論文や博士論文として研究成果をまとめあげることが、大学院での学びの集大成となるのです。

大学院へ進学する前にすべきこと6つ

大学院へ進学を決めるにあたっては、事前の準備が欠かせません。ここでは大学院へ進学する前にやるべきこと6つを紹介します。

1.大学院の情報収集

まずは、大学院のウェブサイトやパンフレットなどを活用して情報収集をしましょう。情報収集をしながら、特に自分の研究したいことが実現できるかを確認してください。大学院を選ぶ上でチェックしておきたい項目は、以下の通りです。

  • 大学院・研究科で研究できる・学べる内容・設置授業科目(カリキュラム)
  • 教員の専門分野
  • 学費
  • 試験科目
  • 入試日程 など

収集した情報を比較しながら、最終的な志望大学院を絞り込んでいきましょう。

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2.大学院の指導教員(研究室)を検討する

大学院に入学すると、指導教員の指導の下で、研究活動を行う時間が多くなります。指導教員(研究室)選びは、大学院生活に大きく影響を与えるポイントであるため、慎重に選びましょう。指導教員(研究室)を選ぶ際に確認すべき主なポイントは、以下の通りです。

  • 研究できる内容
  • 進路状況
  • 研究資金の獲得状況
  • 教育・研究方針
  • 研究実績
  • 学会発表の機会
  • 研究室の設備
  • 指導教員・スタッフとの相性
  • 研究室の雰囲気
  • 留学生の受け入れ状況
  • 研究室のコアタイム

以下の記事で、大学院の指導教員(研究室)の選び方について詳しく説明しています。興味がある方は、ぜひ合わせてご覧ください。
大学院の研究室・指導教員の選び方は?重要なポイントを解説

3.大学院説明会に参加・教員(研究室)への訪問

大学院によっては説明会を実施しており、参加すると院生の様子や研究内容への理解が深まります。また、教員(研究室)への訪問を依頼すれば、研究の様子を見学できたり、自身の研究内容について教員に相談したりすることが可能な場合もあります。

訪問できない場合は、指導を希望する教員に連絡をとり、自身の希望する研究テーマについて指導してもらうことが可能か確認しておきましょう。

中央大学大学院では、大学院進学検討者に向けて進学説明会を実施しています。大学院進学説明会については、以下のページを参照してください。
大学院進学相談会

4.受験方式を決める

次に、受験方式を決めます。最近は一般入試だけでなく、特別選考入試や社会人入試、外国人留学生入試などさまざまな受験方式があり、試験時期や試験内容などが異なります。進学したい大学院・研究科の受験方式と出願資格を確認し、早めに受験対策を開始することが重要です。

中央大学大学院の2024年度(2025年度入学)大学院入学試験日程は、以下のページで確認できます。
入試日程一覧

5.出願するための必要書類を準備する

受験形式が決まったら、出願に必要な書類を揃えていきます。提出が求められる書類は以下の通りです。

  • 入学願書
  • 卒業証明書(または卒業見込み証明書)
  • 成績証明書
  • 研究計画書
  • 志望理由書
  • 推薦書(推薦入試などで求められる場合)
  • 外部試験スコア(求められる場合:TOEIC・TOEFL等) など

研究計画書は、大学院に入ってから研究するテーマや研究内容の概要をまとめたもので、口述試験ではその内容について質問を受けることが多いです。作成時には、研究の意義や内容を分かりやすく整理し、自分の経験やこれまでの学習内容等を踏まえたオリジナリティのある研究内容にすることが重要です。研究計画書の作成は時間がかかるため、早めに取り掛かりましょう。

6.入学試験に向けて準備

最後に入学試験の準備をしましょう。大学院入試では、筆答試験(筆記試験)と口述試験(面接試験)が行われます。

筆答試験では、外国語科目と専門科目の2つが課されることが多いです。外国語科目の試験はTOEICやTOEFLなどの結果で免除になる場合もあるので、事前に入試要項などを確認しておくとよいでしょう。専門科目の試験は、研究科ごとに異なる内容が出題されます。専門分野の知識を問う問題もあれば、論理的な文章を書く力を試すような論述の試験もあるため、事前の対策が欠かせません。

口述試験では、主に志望動機と事前に提出した研究計画書に対する質疑応答が行われます。当日までに、研究計画書を何度も見直しておくとよいでしょう。また口述試験は、受験者全員に実施する場合と筆答試験合格者だけに実施する場合があるので、事前の確認が必要です。

大学院に進学するメリット

大学院に進学することには、以下のようなメリットがあります。

  • 興味のある分野の研究に没頭できる
  • 知識やスキルを身につけられる
  • 専門性が高い職業に就きやすくなる

それぞれ見ていきましょう。

興味のある分野の研究に没頭できる

大学院では、興味のある分野の研究に没頭しやすく、より専門性を高められます。

学部では、理系・文系問わずさまざまな知識を身につけることが重視されているため、幅広い分野の学問を学習します。

一方、大学院では専門分野の研究活動に充てられる時間がより増えます。研究環境も充実している場合が多いです。教員の指導や優秀な仲間から刺激を受けながら、研究活動に取り組めます。

知識やスキルを身につけられる

専門分野に関する知識はもちろん、プレゼンテーションスキルや論理的思考力、課題解決能力、批判的に分析する力など、さまざまな知識やスキルを身につけられるのもメリットです。

大学院では、普段の授業や研究室内での進捗の発表、学会での発表など、プレゼンの機会が多く用意されています。そのため、社会人に求められるプレゼンテーションスキルや資料発表スキルが、自然と身につくでしょう。

また、研究活動では課題を自ら設定し、仮説検証を繰り返すことが必要です。答えのない問題に取り組むため、思考力や分析力も養われます。

専門性が高い職業に就きやすくなる

大学院に進学することにより、専門性が高い職業に就きやすくなるのもメリットです。

例えば、公的な研究機関や民間企業などの研究職になるためには、修士課程や博士課程の修了が前提とされていることが多いです。

ほかにも、製品設計職やシステムエンジニア、学芸員、心理職などの専門職を目指す場合は、修士課程や博士課程を修了していることが大きなアピールポイントになります。

このように、専門性が高い職業に就きやすくなるため、将来の選択肢が広がるのも魅力です。

大学院に進学する際の注意点

大学院に進学する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 学費がかかる
  • 社会に出るタイミングが遅くなる

大学院に進学するためには、当然ですが学費がかかります。最短でも、修士課程なら2年間、博士課程まで進学する場合はさらに3年間分の学費を多く支払うことになります。

家族から金銭的な援助を受けられない場合は、自分でアルバイトをして学費を工面することになるでしょう。しかし、大学院生は研究活動が忙しいため、アルバイトとの両立が難しいケースも少なくありません。事前に必要な費用を概算し、資金計画を立てたり、奨学金制度がないか調べたりすることが大切です。

また、学部で卒業する人に比べて、社会に出るタイミングが遅くなります。その分大学院で専門知識を身につけられますが、実務経験を積むのが遅くなる点には注意しましょう。

大学院に進学するか学部卒で就職するか迷った時にやるべきこと

学部卒業後の進路として大学院に進学するか学部卒で就職するかで迷ったら、就活と大学院入試対策を並行して進めることも選択肢の一つです。両方の準備を進めておくことにより、最終的にどちらを選択しても後悔しない進路に進める可能性を高められます。

ただし、日頃の研究活動に加えて就活と大学院入試対策に取り組むのは、容易ではありません。限られた時間の中で両立ができず、どちらも十分な準備ができないまま時間が経ってしまうリスクもあります。

進路を明確に決めるためには、自分が大学院で何を研究したいのか、就職してどのような仕事に就きたいのかなど、目的を考えることが大切です。

就活を先延ばしにするために大学院に進学する、という選択をとるのはやめましょう。研究したい分野やモチベーションがないまま安易に大学院に進学すると、後悔する可能性が高いです。

まとめ:興味のある研究分野があるなら大学院への進学がおすすめ

今回は大学院への進学を検討している人に向けて、大学院の種類や制度、進学にあたってすべきことについて解説しました。一口に大学院といっても、さまざまな通学スタイルや制度があります。まずは情報収集を行い、自分に合った大学院を選べるようにすることが重要です。

大学院に進学することにより、興味のある分野の研究に没頭でき、専門性も高められます。突き詰めたい分野が決まっている方や、将来専門職に就きたい方などは、大学院への進学を検討してみてはいかがでしょうか。

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